LIFE IS AN ART

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起業しました・会社員辞めてからの約1年の所感②

 

前回の続きです。

 

emilyineurope.hatenadiary.com

 

会社を休職するまで

 

ビジネスの勉強と英語の勉強と仕事と全力でやってたら

だんだんと自分のやりたいことが見えてきて、

働いている1日のうちの8時間がすごく苦痛な時間になった。

 

仕事が終わってからの時間が自分の人生みたいに感じて、

やりたいことがある心から納得していない仕事をしてる時間が

人生で一番苦痛な時間になっていた。

 

あともっと嫌だったことは

仕事に手をぬけない自分と責任感のない自己肯定感の高い同僚が嫌いだった。

心から納得していないんだったらある程度適当に、

力を抜いてそんなに気持ちを入れずにお金を貰えばいいじゃん。

結果出さなくても毎日決められたことやってればいいじゃんって感じだけど、

仕事で出来ないことがあってもヘラヘラ出来るくらいのメンタル持ってなくて、

全力でやりたいしやるなら頑張りたいし

そんな変わらないどうしようもないことにすごくエネルギーを使っていた。

 

営業だったから色んな部署と仕事をしなきゃいけなくて

設計担当の40代のおじさん、年上〜年下の工場担当者、

社内の現場とか全くわからない理屈ばっかりの人たち。

 

お客さんとか工場の現場の人は好きだったんだけど、

仕事に責任感がなくて

「なんでこれ俺がやらなきゃいけないの?〜ちゃんがやってよ」って

自分の仕事なのに、部長とかに頼まれたらやるくせに、

私が年下だからって自分のやりたくないことはしない・言い訳する・

無理っていう・全力を出さないおじさんが大嫌いだった。

 

そこにめっちゃ腹を立ててもあんまり共感してくれる人がいなくて、

いたにはいたんだけどやっぱり相談した時にもらったアドバイス

「10年後に楽になるよ」だった。

 

え?10年後?それまでこのモヤモヤを感じながら

生きていかなきゃいけないの?って思っちゃって。

自分の時間をすっごいう無駄にしている気持ちになった。

 

私だったらその時間でもっと色んなことが出来るのに。

色んなことがしたいのに。

もっと挑戦したいのに。

 

そしたらなんか無気力になっちゃって。

ある時プッツーンって糸が切れたように体が動かなくなって、

布団から起き上がれなくなってしまった。

 

4日くらい続けて会社休んだ時に

「もう会社行きたいくない。何も考えたくない」って思って、

泣きながら過ごしてて

精神科行こうって思って予約した。

 

病院に行ったら先生に

「大変だったね、とにかく今は何もせず休んでください。」

って言われてやっと休もうって思えた。

 

そこから何回か通って

「どうしたい?休職したいですか?」

って先生に聞かれて「え?自分で選んでいいの?先生が決めてくれるんだと思った。」

と戸惑いつつ、休みたいって伝えて診断書を書いてもらった。

 

あなたは鬱です!!!って言われるんだと思ってたんだけど、

行って先生と話して「休みたい」→じゃあお休みしましょうみたいな流れだった。

会社辞めるとか休職するとかそっから先生がガイドしてくれるんかなって

思ったけど、先生からは

「今はそんな決断はしなくていいから、とにかく休んで。」

って言われて「とにかく休んで」って言われていざ何もしないで!!と

言われた時に何もしないのも苦痛だしかといって

自分が本を読んだり、外を出ても疲れて何も出来ないのも

すごく辛かったのを覚えている。

 

社用ケータイに毎日メールとか電話とかひっきりなしに来てたけど、

朝一の「今日会社お休みします」の直属の上司へのショートメッセージだけ送って

それ以外の連絡は一切出ないことにした。

誰の電話も一切でないことにした。

 

布団から起き上がった方がいいんだろうなって思うけど

とにかく眠くて疲れて歩けないし

誰とも話したくないし外に出たくない。

家族とも話さないし部屋からはトイレ以外出ないし

確かお風呂も3日くらい入ってなかった気がする。

 

その時はとにかくずっと虚無感がすごくて

寝てる間は何も考えないけど起きている時間が苦痛だった。

悲しいし虚無感が襲うし苦しいしでもどうしたらいいのかわからない。

 

そんな時にとにかく未漁っていたチャンネルがこれだった。

これみてクリニック行こうって思えたし、

見ているうちは楽になっていけるような気持ちになった。

 


www.youtube.com

 

時系列はあんまり覚えていないけど

ちょっと休んで二週間か1ヶ月くらい経った時に

会社に休職したいと伝えて正式に休職することになった。

 

その時は「休職っていつまでなんだろう!?こんな休んでいいんだろうか!?」

みたいな不安が毎日押し寄せてて

早く決断を出さなきゃ!!とか、ふと襲ってくる虚無感とかで辛かった。

 

今思い返すとそんな悲観的にならんでも・・・

って思うけど人生の全てが辛い時間だった。笑

 

あとさらに辛かったのは家族からの理解がなかったこと。

とにかく休んで、って言われた時に

妹2人が心配はしてくれたんだけど

裏で「あの人は多分鬱じゃないよ」ってずっと言ってて、

私が一見見た目に辛そうとか見えないタイプらしく

裏でずっとそう言われていて辛かった。

 

休んでいる時もだんだん元気になって

散歩に行けるようになったり、

出来ることが増えてきた時に「あの人はズル休みしている」って

一番応援してほしい、力になってほしい家族にそう言われたのは

傷ついたし辛かった・・・。

 

鬱とかは、こればっかりは同じ体験をしていたり

自分がその状況になったことがないとわからないことだから

理解してよって言っても難しいことなのかもしれない。

 

私の妹はどっちも結構穿った見方するし

言っちゃうタイプだからたまたま家族が

そういう理解のない人だったんだって思うしかないけど、

この体験も私がもう日本に住みたくないなって思ったきっかけの一つ。

 

そこからなんやかんやで

栄養や睡眠をしっかり摂って体力も回復してくる。

休職期間は3月〜6月で

家族の風当たり(主に妹)が強かったこともあり

精神的に家に住むのが辛くなり、

一時的に4月〜5月くらいまでお母さんのいる実家に帰ることにした。

 

そっから自然と田舎の中で、ペットとかお母さんと暮らしていたら

だんだん元気になって、5月頃にはうつ状態になる前の自分を取り戻せた感覚があった。

 

次は起業を決意するまで