過去記事を見返していて
下書きリストからちょいちょい整理しています。
思い出のために消すのももったいないな〜と思って再投稿
過去、2019年あたり?に書いていたブログ。
もしかしたら過去同じ内容で記事を書いていた気もするし、
まだ上げていない気もする・・・。笑
大好きな映画についての記事だったので
多分4年前くらいに書いた内容なんだけど、
時間差で投稿😆
===============下から==================
最近観た2作。
ふたつとも同性愛についての映画で
作品の雰囲気は全く異なるけど
とても心に響くメッセージがあったと思う。
フランス映画🇫🇷
主人公高校生のアデルは
町ですれ違った青髪の美大生のエマに一目惚れ。
彼氏と別れた後に友達につれられて飲みに行った日にエマに再会。
そこから2人は親密になり恋人同士になっていく。
主人公2人の言葉以上に感情を語る目の演技が本当に引き込まれた。特に主人公のアデルからは一目惚れしてエマへ惹かれていくまでにセリフがあまりないのに絶妙な目線や動きで恋焦がれる様子が読み取れるのがすごい。
一つの物語の中に複雑で豊かな感情が沢山描かれているからずーっと目が離せない。
恋する喜びや苦しみ、不安や悲しみ、嫉妬や色欲など目まぐるしく表現されている。2人の恋が愛に変わる瞬間とか、恋人が別れてお互いに忘れられない存在になるけどもう戻れない現実とか生きてて変化していく人間関係が限られた時間の中で映像として表現がされていることかすごいと思った。
この映画をただ同性愛って表現すると当てはまらない気がする。こころが揺さぶられて共感する部分が多いからこれは愛の物語だと思って観てほしい。人間が人を愛する時に感じる感情や煌めきや苦しさが詰まってるし、愛は生き物に共通する言語だと思う。
好きなシーンは2人が草むらで寝転がって陽の光の中キスするシーン。2人がお互いを愛しいと思う様子が温かで幸せで刹那的で本当に美しい。
⬛︎フランクおじさん
こちらはAmazonオリジナル作品。
1973年のアメリカが舞台、田舎生まれのベスは厳格なクリスチャンの家庭で育ち疎外感を感じていた。
たまに帰省するニューヨークで教授をしている叔父フランクのことは好きだった。自分の人生は自分で選択する、という彼の言葉が後押しとなり、ニューヨークの大学へ進学を決意し旅立つ。
大学生活を楽しんでいた最中、フランク叔父さん宅でのパーティーで彼がゲイだと知ってしまうベス、更にその場に言わせたアラブ系の同居人ウォーリーが彼の恋人だと知り更に驚き。
厳格なクリスチャン家庭で生まれたフランクとアラブ出身イスラム教徒で陽気なウォーリーカップルに混乱しながらも、育ちも文化も異なる2人が仲睦まじく暮らす様子に理解を示すベス。
フランク叔父さんの元で朝を迎えたベスだったが祖父・フランクおじさんの父の突然の訃報でベスとフランクは田舎へ帰省することとなった。
フランクは厳格なクリスチャン家庭では偏見などもあることと青年時代のトラウマで同性愛者であることをひた隠しにしてきたが、葬儀の翌日の父からの遺言状で家族に知られてしまう。
親や家族に本当の自分を打ち明けられない、
受け入れてもらえないって本当に苦しいと思うんだよ。作中衝撃だったのがフランクおじさんがゲイだとみんな知った後の親戚のおばさんが「地獄に落ちるわよ」と言ったシーン。
好きな人を堂々と好き!と言えない辛さや周りに受け入れてもらえないのが苦しい。
フランク叔父さんはベスに人生どう生きるかは自分が決める、と言ったけど一番自分の生き方に苦しんでいたのはフランク叔父さんだった。
好きなキャラはフランク叔父さんの恋人ウォーリーで、彼のバックグラウンドもフランク叔父さんと少し似てる。家族との仲は良好だけどイスラム信仰している自国では同性愛は死刑になるくらいのご法度。家族には絶対にゲイであることを伝えられない彼だからこそ、フランクが家族から逃げている様子を見て、厳しく家族に真実を伝えた方がいいと叱責する。明るく陽気に見えるけど芯があって大人になってもトラウマに苦しむフランク叔父さんを支える優しさと強さがあるすてきなキャラクター。
映画観賞後は泣きすぎて、鼻水止まらずズビズビで鼻つまって死ぬかと思った。笑